コミカレから有名大学編入への道

はじめに

生徒

コミカレ(2年制大学)って短大のことですよね?私は大学(4年間)を卒業したいのですがどうしたらよいのでしょう?

でる先生

こんにちは!でる先生です。

「コミカレはよく聞くけど、短大だから心配」「大学の種類が難しい」と、感じている人は多いと思います。

今回はそんな不安を解消していきましょう!

日本の短大とは全く違う?アメリカのコミカレの仕組みとは

コミカレのシステムは日本の短大とは異なる点が沢山あります。日本の短大はビジネスコースや観光コース、こども学科など、専門的な学部で2年間学び就職するイメージが強いのではないでしょうか。

アメリカのコミカレはそのような専門を目的にして学びにくる方がいますが、狙い目は「4年制大学への正規編入」を目的として進学する形です。

生徒

編入は狭き門のイメージがあるけれど実際どうなの?

アメリカは2+2(2年制大学1年2年+4年制大学3年4年)の制度が一般的です。特にコミュニティ・カレッジだからといって名門の4年制大学に入るのが難しくなるわけではありません

むしろ、高校生で学校の成績や課外活動がしっかりできていなかった生徒にとっては、コミュニティ・カレッジで良い成績をとり、名門大学に入るためのBIGチャンスにもなりうるのです。特にUCLAやオレゴン大学などの州立大学に入学するためには良い方法と言えます。但しハーバード大学などトップ名門私立大学はコミュニティカレッジから編入が難しいので予算等条件がある場合は最初から私立のリベラルアーツ・カレッジに入学を検討するのも一つの方法です。

コミカレからの進学のメリットとは

①やる気とやり抜く力があれば良い成績を取れる可能性大

コミュニティ・カレッジは別名オープンカレッジと言われるように、門を広く開け、平等に教育が行き渡るようになっている大学です。

そのため、主婦や短期で専門を学びたい社会人の方なども入学していきます。いろんなレベルのいろんな目的を持った人が集まるため、4年制大学編入を強く全員が望んでいるわけではありません。

一生懸命課題やテストに向き合っていれば、高校時代スポーツばかりやってきた、勉強は全くだったという人もスコアを取りやすい傾向にあります。ですので、勉強が苦手、自信がなくとも準備をしっかり行い渡米すれば名門大学に入学も夢ではありません。実際スポーツしかやってこず、英語力がほぼない状態の方も1年弱日本で準備し渡米した結果有名州立大学に合格したケースもあります。

②学費が安い

学費は4年制大学よりも安く、4年制大学と比べると無理なく学習ができます。安心して学習ができれば、次の進路を考えやすくなるはずです。アメリカの物価や学費は年々上昇しています。その中で最終的に最も良いキャリアパスに繋げられるかを考えた際に、学ぶ意欲が高い学生に取っては良い選択になることがあります。

③自己評価を上げることができる。

4年制大学に入ろうとすると高校のときの成績(GPA)が基になります。

ペーパー試験1発勝負の日本の入試形態では、付属校や指定校が充実している高校以外は学校の成績なんて気にしていなかったという方のほうが多いでしょう。また賞を与える文化が充実していない日本ではなにか課外活動で受賞できる人の方は珍しく、ボランティアに参加するような文化はアメリカほど浸透していないため、学校の成績や課外活動などを重視するアメリカ4年制大学への入試とは相性がよくないのも事実です。

一方でコミュニティカレッジの入学は日本の高校の成績で左右されません。さらに、4年制へ編入する際に大切なのはコミュニティ・カレッジのGPAであり、課外活動もコミュニティ・カレッジの2年間で積むことができるので、この2年は自身の真剣さを証明する大切な時間となります。高校の成績は塗りなおせませんが、未来の評価は変えることができます。

まとめ

コミュニティカレッジは短大だからといって未来が閉ざされるわけではありません。

GMARCHや日東駒専の大学をやめ、コミュニティカレッジに進み、名門大学への編入卒業で人生が大きく変わった!という人もいるほどの可能性に満ちた進路です。

しかし、どの大学が自分に合っているかは今の学力や課外活動の状況、持っているスキルによって異なります。名前だけを見て自分で判断するのではなくプロに相談し、自分にあった進路を見つけていくことが大切です。偏差値がない世界だからこそ、自分にあったキャリアパスをリサーチし創っていくことに価値があります。諦めずに進めてみましょう。

相談したい方は是非本ブログにもお問い合わせください。