目次
はじめに
海外大学進学に興味が増える今、海外への進学に本気で興味を持つ中高生に知っておいてほしい海外大学生の声をまとめました。
海外経験者の声
海外大学はなんと言っても人脈
高校生の頃は人脈と聞いてもピンとこなかったけれども、海外の大学に行き人脈の広がりと大切さを実感する人が多いようです。
学業以外の課外活動も盛んな海外では、興味ある活動から自分と同じ夢を持つ友人ができることもあるようです。
また、意外にも「日本で人生を歩んでいたら出会えなかったであろうビックな人との縁に恵まれることができました」という声が多数。意欲がある学生が集まる場所に身を置くことで、刺激が多く充実した人生の土台になっているようです。
教授とのつながり
教授の先生から、給与付きでアシスタントを頼まれたり、あなたは優秀だから夏休みに関わりのある会社でインターンシップはどうかな?と誘われたりといった嬉しい機会が自然に存在するのが海外の大学の特徴なようです。
お世話になっている教授に学校での優秀者が集うパーティーに呼んでもらいましたといった楽しい経験をした人も。
ソフトバンクを設立した孫正義さんも、通っていたUCバークレー大学の教授たちに声をかけ、自らの発明を商品化したことで有名な話です。
教授から様々な縁をもらって自分のチャンスを掴み取ることができるのは海外大学ならではのメリットではないでしょうか。
学歴の概念が変わった
国公立大学、早慶上智…と日本にいた頃は学校の名前ばかりを気にしていたけれども、海外の大学に行ったらその概念が変わりますといった声も。
海外で評価されるのは学校名よりも「学校の成績」や「表彰」になります。その人が何をやって、どのような評価を受けてきたのかを総合的に見て判断するのです。
例えば、アメリカに進学したAさんは学校で1番になることを目標に努力を重ね、学校で主席となり様々な表彰を受けます。またそのような努力を大いに認めてくれるのがアメリカです。
飛び級もすることができ、大学院にも進むことができました。またIさんは、小さな奨学金の取りやすい4年制大学に進学しました。
大学ランキングで上位の学校ではありませんでしたが、学校での優秀な成績や課外活動から有名なエンターテイメントの会社に就職。一緒に面接を受けた学生は早慶やMARCHといった学歴の人たちが多かったそうで、自信にもなったようです。
このように学校の名前よりも「何をやったか」が評価されていることを実感する環境が海外にはあるようです。
読む力はとても大切
「今はファイナルの時期で目玉が取れそうなくらい文章を読みます」と読む力の大切さがわかる感想が沢山届きます。
実際に教科書をみせてもらうと毎週20ページくらいは読むかなとさらっと答える学生たち。さらには、これがあと3科目あるんですよ、、と。
1日24時間で足りるの?と聞きたくなります。
海外大学の進学では受験らしい受験がないケースもありますが、その代わり、学校についていける人、行けずに学校をやめる人に授業の中で別れていきます。
受験らしい受験がなくとも準備をしておく必要はあります。学校生活の中で実力でふるいにかかると考えるとむしろ受験よりも厳しいかもしれません。
海外の大学は「語学学校」ではなくあくまでも「大学」ですので、中高生の間にしっかり入学準備をすることが大切になります。
受験に基準がないからこそテストを沢山受けよう
日本では偏差値で自分の立ち位置がわかりますが、海外大学の合否は筆記試験だけでは決まりません。
しかし、日本からハーバードやイェール、オクスフォード等の一流大学に受かった人を見ると東京大学も併願して受かっていますといった人が見受けられます。
筆記試験が全く不要だという大学もありますが、海外の優秀な大学には日本のものさしでも優秀な人が進学します。
トップ中のトップの大学に行く予定ではなくとも自分の入りたい大学に入学したり、学校で授業についていけるようになるには、実力が伴っている必要があります。
英語検定やTOEFLはもちろんのこと、日本の中学校高校の定期テストで高い点数を取りながら、日本の大学受験生が使う模試などでも高得点を狙っていきましょう。
幅広く深い教養とスキル=実力があると将来の可能性は広がります。日本での勉強は無駄にはなりません。今目の前にあるものさしで自分の力を測ってみてください。
海外大学基礎力診断テストもあるので活用してみましょう。
今回は、ここ10年100名以上の海外大学に進学者を送り出してきたわたしが実際に聞いた声をまとめていくとしよう!