目次
はじめに
海外進学を考える際に、本当に日本の大学ではなく海外の大学に行って良いのだろうかと言う不安を抱くのではないでしょうか。
そこで今回は、日本の大学にはない、海外の大学の真の魅力を実際に進学した方の例から紹介していきたいと思います。
海外大学の魅力
海外の大学の魅力
- グローバル化の社会に対応した実践的な英語を身に付けることができる。
- 多種多様な人種の人と深い関わりができ、多様性に身を置き、充実した学生生活を送ることができる。
しかし、どれだけ英語ができるといっても、どれだけ多種多様なつながりができると聞かされてたところで決断はできないでしょう。
海外大学の学費、特にアメリカの学費は高額です。他にも、日本の大学に進学すれば新卒での就職活動のイメージもつきやすく、海外の大学に進学して良いのか自信を持って答えにたどり着く事は難しいでしょう。
学歴社会という言葉をよく耳にする日本で、偏差値で大学のランクが分かれていない海外大学の良し悪しがわかりにくいのも不安な要素の一つです。
今回は複数の事例をみながら、海外大学の真の魅力はあるのか探していきましょう。
海外の大学には憧れがあるけれども、私の学校みたいに進学校から早慶上智たMARCHを目指す人が多い中でアメリカの大学を選択するのは勇気がいる気がする。。。
そうだね、まずはそんな進学校から海外の大学に挑戦した人の例を紹介するよ!
海外大学経験者の声
東京トップ公立高校からアメリカの大学に入学したBさん
東京トップ公立高校から海外の大学に魅力を感じ、アメリカのカレッジに入学したBさん
カレッジは総合大学(University)とは異なり、小規模の2年制大学で偏差値や知名度はありませんでした。コミュニティーカレッジから沢山の総合大学に3年時編入することはアメリカでは特別なことではないため、学内でしっかりと学習を重ね卒業しました。
4年制大学の編入先として決まったのは、UCバークレー(世界27位:2023年)でした。
カレッジの学業は日本の受験勉強よりも易しいと感じ(特に数学)英語をしっかりと学ぶ準備ができていたことで良い成績をマークしました。課外活動にも積極的に取り組み名門校に合格します。
学校の成績と課外活動でしっかりと結果を残す。
評価される環境
アメリカのコミュニテーカレッジは、頑張れば頑張る程評価される環境です。
コミュニティ・カレッジは学校の成績やペーパーテストで落とされることなく一定の英語力があれば入学することができます。
英語力がなくとも入学できる学校もありますので、世界中からいろんな目的を持った人が集まります。
決してトップの大学を目指し成績を狙って来る人だけ入学するわけではないのです。
だからこそその中で「トップスクールに進学したい!」という想いが強く努力を惜しまない生徒を応援してくれる雰囲気がある学校が多く存在します。
コミカレは一流大学への通過点。どのように過ごすかで未来が大きく変わる。
金融上場企業へ入社した入学したSさん
周りの友人は早慶上智を目指す中、ひとりアメリカのカレッジに行くことに決めたSさん。
決めたときは、なぜエリートの切符を捨てて名もない海外の大学へ行くのかと周りに心配されたそうです。
そんな中、アメリカのカレッジを経て4年制大学に進学。日本で知られるような有名な4年制大学ではないものの、大学での部活での取り組みや大学の経験が評価され、日系金融上場企業へインターンが決まりました。そのまま就職となりますが、同期は東京大学や早慶上智の方が多く、自らの信じてきた道は間違えでなかったと実感したそうです。
社会に出て気付いた、海外大学での経験値。日本の学力では測れない人としての価値。
「何をやってきたか」が問われる海外進学
小規模大学でもよい成績を収めたり課外活動などを一生懸命に行ったりすることによって就職の道も広がります。自分のやりたいことを追求することが結果的に良い就職につながるのは魅力的な点の一つです。
- 学力では見られない
- 自分が何をしてきたかが重要
頑張る人に寛容な世の中なんだね。挑戦したい心を大事にするのが重要だと感じたよ。でも、逆に早慶上智にいけるような実力がない状態でも挑戦してよいのだろうか、、、
大学4年間で学びを重ねたMさん
スポーツクラスに通っていたMさんは、高校に受験クラスがないため、真剣に学習したのは高校3年生で海外進学塾に通い始めたときからでした。
数学があまり得意ではなかったものの、アメリカの大学は比較的理解のしやすいレベルからクラスが設置されており、まずは易しめのクラスを選択しました。
受講しながら必死に他の学生との差を埋め、各クラスで優秀な成績をおさめます。勉強が苦手だった自分でも学びを積み重ねることができ、英語力はもちろん、専門分野の知識を身に付け、希望の就職ができたそうです。
大学の4年間で日本の学生と差をつけられる
海外の大学では、入学時のときの実力が不十分だったとしても、入学してから力を伸ばせるか(必死に勉学に取り組めるか)で人生を大きく変えることができます。
高校まで勉強に打ち込むことがなかった人でも、学べば学ぶ程評価され力が身につく環境が整えられています。入学後は真剣に学ぶ人が少ない日本の大学に比べ、海外の大学でもがき好きな学問に向き合う4年間は、高校の受験勉強以上に充実し力を身に付けることができる時間です。
海外大学で日本の学生との差をつける。
日本の大学に通う学生は、大学受験で合格をするために最も勉学に向き合ったと言う声が多い気がするね。海外の大学は入学試験よりも卒業のための単位を取るほうが大変なんだ。
確かにそう考えると、日本は一度大学に入ってしまったら学歴を変えられないけれど、イギリスは高校卒業の成績で行く大学が決まったり、アメリカはカレッジの2年間で編入大学が決まったりするね。高校3年生までに受験勉強で身に付けたいレベルに届いてなかったとしてもその先の大学の頑張り次第で未来を変えられるのは魅力的だね。
評価される環境
真剣に好きなことに向き合う人を評価する文化がアメリカには根付いています。頑張ることで金銭的なメリットがあったり、賞として表彰され履歴書に書くことができたりと日本よりも評価される機会が多く存在します。
Dean’s List・President’s List
学校で良い成績を収めるとDean’s ListやPresident’s Listに入ることができます。
それぞれの学校でどのような学生が上記リストに入るのか決まっています。このリストに入ることは非常に名誉なことで、就職活動のときにもアピールすることができます。もちろん優秀な成績を修める学生には奨学金が用意されていることもしばしばです。
Phi Theta Kappa
「Phi Theta Kappa」というコミュニティは、GPAを3.75以上とり優秀な成績をとると招待される団体です。奨学金をもらう機会を得たり、ボランティアなどに参加する機会を得ることができます。更には名門のアメリカの大学から入学の声がかかり、進学に有利になります。
飛び級制度
優秀な学生には4年制大学を飛び級し3年間で卒業できる「飛び級制度」があります。
まとめ
自分への評価を次のチャンスにつなげる
アメリカでは、頑張りは評価され、その評価が自己のレコードとなり次の挑戦への切符となります。沢山の機会を与えられて挑戦する先には大きく成長した自分が待っているはずです。
日本の大学で成績をとっても就職活動で強く評価されることは多くありません。評価されないものにモチベーションは湧かないものです。大学では思いっきり学びたいと考えたりより高みをめざしたいと考える高校生にとっては海外大学は魅力的な選択肢と言えるでしょう。
海外の広いキャンパスの写真や、その国の観光地の写真などをみるとやはり憧れを抱くよね。ホームステイで新しい家族ができることも魅力的!