目次
はじめに
海外大学進学準備、挑戦をスタートする時に自分のパートナーである塾や教材はとても大切になります。日本の大学受験に向けた参考書は沢山ありますが、海外大学受験に向けての専門の参考書は少なく悩む方も多いのではないでしょうか。

必ずしもその必要はないよ。日本の教材でも良い教材が揃ってるからね。
教材探し徹底解説
英語力を高めるには、教材を解きこむことが大切です。何度も使う教材だからこそ、どのコン題集を解きこむか決めること、自分にあった教材を選ぶことは学習を始める上で重要な選択となります。正しいレベルの教材を選ぶことが成功と挑戦の秘訣です。

とりあえず、海外の大学のためにTOEFLの参考書を買ったよ!

TOEFLの参考書は有名だけど、難易度が高いのもあるから、自分のレベルにあってるか確認する必要があるよ。レベルが高すぎる参考書を使うと何度も解いても点数が伸びず挫折してしまうこともあるからね。
突然TOEFLやIELTSはNG?!
TOEFLやIELTSの過去問や参考書は海外大学に進学するために必要な教材ではありますが、使うタイミングが大切です。
例えば、弁護士を夢見る中学生・高校生が、いきなり司法試験に受かりたいからと司法試験の過去問に取り組んでも合格を得ることができません。司法試験の過去問に取り組む前に、現代社会や倫理、政治経済などベースとなる知識をつける必要があります。
英語学習も同じです。海外進学のためには高い英語レベルが必要になるため、今自分になにが足りていないのか、どこから学習したほうがよいのかを見極める必要があります。TOEFLやIELTSの参考書を開く前に、学校の先生や塾などのプロフェッショナルに意見を聞くことも良い方法と言えます。
簡単にレベルチェックをしてみよう!
帰国子女やインターナショナルスクールに通う学生でない限りは、日本の高校カリキュラムはどの学校も似たような作りになっています。今まで習ってきたことがどのくらい身についているのか判断するためには、英語検定を使うことがおすすめです。

英語検定はレベルに分かれているから挑戦しやすいね!
手軽にレベルを測りたい人は、英語検定のサイトの過去問を使って実力だめしをしてみましょう。筆記の問題をまずは解いてみましょう。英検過去問はこちら。
レベル別勉強方法
英検3級の筆記試験の取得率が5割以下の人
英検4級の問題集に挑戦しましょう。おすすめは旺文社の英検対策シリーズです。
7日間完成 英検4級 予想問題ドリル
この時、選択肢だけではなく英検4級の問題文も全て単語がわかるかどうか確認しながら解いていきましょう。
英検4級がスムーズに解けるようになったら英検3級の問題集に進んでみてください。
英検3級の過去問で7-8割解けるように繰り返し学習してみましょう。この際、音読も大切になります。
英検3級の筆記試験の取得率が7割〜8割以下の人
英語検定3級の問題集の他に、リスニング教材を本格的に使い始めましょう。
日本語発音で英単語を覚え続けてしまうと、あとからリスニング力をつける時に苦労をします。初心者のうちから音になれていくことをおすすめします。
リスニング本のおすすめ
NHK出版の NHK Enjoy Simple English Readersシリーズです。
英検準2級の筆記試験の取得率が7割以下の人
準2級の問題演習ドリルを解きながらどの単語が理解できていないか確認しましょう。
3級の問題集に戻るのも一つの方法です。
準2級になると単語が難しくなりますので、英検準2級専用の単語帳を使うことをおすすめします。
準2級に慣れてきたらTEAPに挑戦しましょう。
TEAPとは
TEAPとは、大学で学ぶためのアカデミックな英語力を測るテストです。TOEFLやIELTSよりも受けやすく、英語検定よりも海外大学受験向けなので、力がついてきたらTEAPにも挑戦してみましょう。
TEAP(ティープ)とは、Test of English for Academic Purposesの略語で、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)をより正確に測定するテストです。
テスト形式は総合的な英語力を正確に把握することができるよう「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で構成しています。
とりわけ日本の英語学習者の弱点と言われる「Speaking」と「Writing」については、世界的に有名な英国のベッドフォードシャー大学の研究機関であるCRELLA(Centre for Research in English Language Learning and Assessment)の監修のもと、開発を行いました。
もちろんTEAPの試験参考書はおすすめになります。ReadingだけではなくLietsning演習をしてみましょう。
英検2級の筆記試験の取得率が8割以下の人
TOEFLやIELTSの参考書を解くにはまだ実力が足りていない状況です。文法や単語力を身につけるために、旺文社の英検対策シリーズを使っていきましょう。
また慣れてきたらアカデミック・ライティングやスピーキングに挑戦しましょう。
スピーキングのための英文法
2級の学習に慣れてきたら、少し易しめの海外の書籍を使うこともおすすめです。
Grammar in Use

日本の文法参考書とは異なる視点から演習することができる1冊です。演習をしてみると文法の理解はできていたけれど、実際の使い方まで深く理解できていなかったことに気が付くことができたよ!
Reading and Vocabulary Focus 1

2級よりは易しめなリーディングですが、問題の作りが日本とは異なるので間違えた問題もありました。また海外視点から作られたトピックなので、海外受験にむけた入門書として最適な1冊だと思いました!
TOEFL iBTテストはじめてゼミライティングの教科書

易しいWritingの入門書第1位!英語力が足りなくともWriting練習ができることを教えてくれました。
英語検定2級レベル卒業の方へ
ここからが本格的なTOEFLやIELTSの学習スタートとなります。

2級を終えてもまだTOEFLは難しく感じるよ。。

そうだね、2級とは単語レベルがことなるから下準備が大切になるよ。
オススメ教材
TOEFLテストリスニング問題19(旺文社)
TOEFLよりも短いストーリーで政治や心理学など様々なアカデミック分野に触れることができ、TOEFLやIELTSよりも手軽に様々な知識を学ぶことができる。
DUO 3.0
*TOEFLやIELTS専門の単語帳の前にまずは、大学受験の単語帳を使うことがおすすめです。
TOEFL/IELTS過去問
過去問は良質な文章と問題が詰まっています。過去問を制覇するものがTOEFL/IELTSを制覇します。
ライティングは模範となる文章に触れ、真似してみることが近道です。とにかく書き方、フレーズを真似しましょう。
IELTS スピーキング・ライティング完全攻略

模範解答が複数入っていてとても参考になりました!
アカデミックボキャブラリーが足りないと感じる人へ
Academic Vocabulary in Use Edition with Answers
試験で評価されるアカデミックな表現が詰まった参考書です。効率よく得点源になるフレーズを学びたい方はこちらがおすすめです。
TOEFLテスト集中攻略スピーキング
こちらも回答例が掲載されていて、自学習の助けになる良書です。きれいなスピーキングの形を模範解答から学びましょう。
まとめ
以上、レベル別のおすすめの参考書でした。是非書店に行って自分にあった参考書を探してみましょう。皆さんの挑戦を応援しています!
海外から教材を取り寄せる必要があるのかな?