はじめに
アメリカの4年制大学はユニバーシティと呼ばれ、大学の種類も3タイプに分けられます。
この記事では、その概要とメリットとデメリットを紹介します。
ユニバーシティの種類と仕組み
1つ目は専攻を決めてその専門分野を学ぶ「総合大学」です。2つ目は幅広い教養を学んでいく「リベラルアーツ・カレッジ」。そして最後は、アートや音楽といった芸術などの専門に特化した「専門単科大学」と呼ばれるものになります。日本の大学教育のシステムと大きく違うところは、専門課程に取り組むまでのフローになります。
日本では入学時に専攻が決まっている状態で学業に励みますが、アメリカでは3年次までに専攻を決める猶予があります。そして大学3年生から本格的に専攻の勉強に取り組むことになります。
また2つの専攻を同時に取得できるのもアメリカ大学の特徴の一つです。(ダブルメジャーと言われます)このようにアメリカ教育の幅広い選択肢があるところが、留学生が魅力に感じているところになります。
メリット
学べる学問の幅が広い
総合大学は特に学べる学問が多いです。経済学、経営学、政治学、哲学、数学、物理学などメジャーな学問からスポーツマネージメント、栄養学、看護学、人類学、航空工学など日本では珍しい学問を学ぶことができます。専攻でなくとも、興味があるクラスを選択し勉強できるのがアメリカ大学の長所です。
教育の質が高い
学校にもよりますが、ユニバーシティの教授はその分野で活躍してきたもしくは活躍している人たちが多いです。ノーベル賞を獲得していたり、世界初の偉業を成し遂げていたりと権威ある教授のもとで学ぶことができます。運がよければ、その教授たちの研究チームに加わることができ一緒に研究を進めることが可能です。なので積極的にアプローチすることが大切です。
施設がしっかりしている
ユニバーシティに入学すると驚くかもしれないのが、施設の大きさと充実さになるかもしれません。上記2つのメリットにも繋がりますが、大学に充てられる予算がたくさんあるのでそれらのことが実現しています。ガラス張りの建物や巨大な図書館、校内専用バスなど学生の学習をしっかりサポートするシステムがアメリカにはあります。
デメリット
費用が高い
ユニバーシティのメリットは、「費用が高い」というデメリットから実現しています。公立の総合大学の授業料は州内居住者と州外居住者によって異なり、留学生はより高い学費を求められます。奨学金など学費を下げることなども可能なので、できるだけ予算を抑えて留学するように目指しましょう。
高い授業のレベル
コミュニティカレッジ(2年制大学)と比べて、授業のレベルは高くなり、良い成績を取るのに苦労するかもしれません。英語の質の高さ、授業や課題の密度も上がります。さらに勉強や努力が必要となります。