なぜアメリカに大学進学?

はじめに

アメリカの大学進学ってどういうものなの?

アメリカの大学に行くと、どんなメリットがあるの?

新型コロナウイルスも落ち着き、日本でも沢山の観光客の方を目にするようになりましたね。

将来を考え、大学の進路を考えた時、日本の大学以外の選択として海外大学が思い浮かぶのではないでしょうか。国内の大学に通うことが一般的な世の中の風潮でありますが、グローバル化が進むにつれて、海外大学進学の選択肢もあるということが認識され始めてきています。特にアメリカの大学は世界でも人気のある進路先の一つです。ここからはアメリカの大学に絞ってお話しいたします。

もちろん、アメリカ大へ進学することにはメリットデメリットの2つが存在することは言うまでもありません。アメリカの大学はスポンサーから多大な資金寄付があるため、専門的な分野の研究ができますし、世界各国から留学生が来るので多様性のあるグローバルな環境で学びを深めることが可能です。反対に手続きや費用、教育システムが日本のものとは異なるため、安易に留学できない点もあります。

どうしてアメリカの大学へ行きたいのか、目的意識をはっきりさせて留学することが渡航先での成功に繋がります。学業、スポーツ、仕事の機会など動機は様々ありますが、その中で真の目的を決めてからアメリカ大進学を目指しましょう。

アメリカ大学進学のメリット

より専門的な分野を学べる

まず初めに、日本の大学とアメリカの大学では学べる分野の幅が大きく異なります。一般的には日本の大学で学べる分野といえば、経済学、経営学、文学、教育学、理工学、医学、生物学、建築学など誰もが一度は聞いたことがあるような分野を学ぶことが多い傾向にあります。

しかし、アメリカの大学では、上記のものに加え、宝石学、宇宙航空学、演劇、ファッション、スポーツ栄養学など専門的な分野を学ぶことが可能なのです。より自分の興味に合ったものを学んだり研究できるということです。また、2つの学問を専攻することができ、2つの学位を取得することも可能なのがまた日本の大学とは違う大きなメリットだと言えるでしょう。

語学力が上がるため、様々な機会を得られる

アメリカ大学へ進学となると、気になる部分はやはり英語力の部分ですよね。言うまでもないですが、アメリカの大学で学ぶとなると授業は全て英語になります。授業ではディスカッションをしたり、自分の意見を述べたり、クラスメートと話したりと英語を使う機会が非常に多くなるため、それに比例して語学力は上がります。逆をいえば、その機会がないと語学力が伸び悩むことになるでしょう。

そうして身につけた語学力は、将来のための貴重な財産になります。例えば、海外での就職活動ができたり、日本企業や日本国内の外資系企業の就職活動の際に、有利に働く可能性が上がります。語学力一つ上げることで、ここまで可能性が広がるのです!

アメリカ大学進学のデメリット

費用が高い

日本の大学に比べて、アメリカの大学に通うとなると授業料や生活費は高くなります。

留学費用の目安を以下にまとめておりますので、ご参照ください。

年間授業料年間生活費費用合計
国内4年制大学80万円 ~ 150万円100万円 ~ 170万円180万円 ~ 320万円
アメリカ4年制大学(公立)200万円 ~ 450万円100万円 ~ 250万円300万円 ~ 700万円
アメリカ4年制大学(私立)300万円 ~ 700万円100万円 ~ 250万円400万円 ~ 950万円
アメリカ2年制大学60万円 ~ 100万円100万円 ~ 250万円160万円 ~ 350万円

※上記はあくまで目安になりますので、大学や州によっては例外もございます。

アメリカの4年制公立大学は、留学生のみならずその大学が属する州外の現地人に対しても留学生と同じ授業料を設定しています。私立に関しては、州内州外関係なく同じ授業料を設定しているのが一般的です。これだけ見ると4年制大学の年間費用は日本と比べると高くなります。JASSO(日本学生支援機構)の給付型または貸与型の奨学金に申請したり、大学で優秀な成績を収めて、返済義務のない奨学金をもらうことも可能です。留学費用を抑える方法はたくさんあるので、事前にしっかり調べて準備しましょう。

語学の壁

みなさんは英語の勉強のためにアメリカ大学進学の進路を決めていないと思います。もし、語学目的なのでしたら、語学学校で良いでしょう。アメリカの大学で学問を修めることや他の大きなゴールがあって進学していると思います。ただ、アメリカの大学に進学したら、まず初めにぶち当たる壁が語学力になることでしょう。(渡米前に英語が流暢であれば別ですが。。。)

大体の4年制大学は英検準1級より上の英語レベルを求められていることが多いです。対して2年制大学は英検2級程度が多いです。あくまで、これは英語レベルの話であり、授業を理解できるかはまた別の話になります。言語面に限らず、文化の違いや1人での新生活を始めるとなると、肉体的にも精神的にも負担が大きくなります。それでも自ら能動的に海外でしか得られない経験や繋がりを作る意識や努力をしていきましょう。